上手な土地探しのコツ　[3]土地を探す前に知っておくべき基礎知識　建ぺい率・容積率編

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名古屋 2022/11/28

名古屋店インターデコハウス名古屋

家を建てる際に、
まず必要になるのが家を建てるための土地です。
実は、土地があるからといってどんな
建物でも建てられるわけではありません。

土地には法律上の制限があるので、
基礎知識を理解しておかないと、
土地選びで失敗したり、思い通りの広さ・高さの
住宅が建てられないということも…。
不動産会社や建築会社に土地の説明をされたときに
理解できない…といったことにならないためにも
しっかり把握しておきたいですね！

今回は、
【土地を探す前に知っておくべき基礎知識　建ぺい率・容積率編】
をお送りします。納得のいく土地探しをしたい方は、
ぜひ参考にしてくださいね。

前回ブログを参照したい方は　こちら

住宅の大きさを決める法規制についても知っておきましょう。
困ったな…どうしよう…そんなときは…お家づくり無料相談会へ

住宅の大きさを決める法規制に
ついても知っておきましょう。

用途地域によって、「建ぺい率」と「容積率」といった、
建築する建物への制限が生まれます。
土地選びをする際にとても重要なのでここで説明します。

詳しい数値や計算方法を理解したり覚えたりする
必要はありませんが、大体の言葉の意味を
把握しておくと良いでしょう。

【建ぺい率】

建物の敷地となる土地の面積に対して、
何割の面積まで建物が建てられるかを定めたものです。
例えば、建ぺい率100%とすると、
敷地いっぱいに建物が建てられます。
用途地域ごとに30%や80%と制限し、
敷地に余裕を持たせています。

なぜ建ぺい率で制限されているの？

どうして建ぺい率によって建物の
建築面積が制限されているのでしょうか？
それには、3つの理由があります。

（1）防火対策

人口が密集する都市部などは、
少しでもたくさんの人が住めるように、
建物の距離が近く密集しています。このような状況で、
火災が起きたときは火が燃え移りやすく、逃げ道も
確保しづらくなります。このことから日本では、
建ぺい率によって、十分な建物同士の距離をとり、
万が一のときの安全性を確保しているのです。

（2）通風や日当たりの確保

建ぺい率によって建物の大きさを制限すると、
建物の間に適度なすき間ができるようになります。
こうすると、最低限の風通しや日当たりの良さを
確保できます。法律でしっかりと建ぺい率を
定めることで、誰に対しても平等に、
快適な住環境を守っているのです。

（3）景観の美しさの基礎をつくる

例えば、建ぺい率が存在しなかった場合を考えて
みましょう。誰もが土地に対してギリギリの大きさで
家を建ててしまうと、とても圧迫感のある街並みに。
ですので、建ぺい率があることによって、
あるひとつの住宅だけが悪目立ちすることもなく、
地域全体の景観の美しさが守られることになります。

以上のことから、建ぺい率を定めることで、
建物同士が密集して生活環境が
悪化するのを防いだり、
火事が起きた際に延焼しにくくさせたり、
地域の景観を守ったりする大切な目的があります。

【容積率】

土地の面積に対する建物の延べ床面積の割合を
定めたものです。
例えば、容積率が200%なら、敷地面積の2倍の
延べ面積まで建築できます。
用途地域ごとに制限があり、建物が縦に伸びるのを
抑止しています。

なぜ容積率で制限されているの？

どうして容積率を定める必要があるのでしょうか？
容積率には、建ぺい率と同じように、「防火対策」
「風通し、日当たりの確保」「景観を守る」という
役割がありますが、それだけでなく、
人口をコントロールして、快適な住環境を守る役割が
あります。

人口をコントロールすることが、
住環境にどのように影響を与えるのでしょうか？

容積率がない場合を考えてみましょう。
3階建や5階建など、好きなだけ大きな建物を
建てることができます。そうすると建物が大きくなり、
そこにたくさんの人が住めるということになります。
人口が増えすぎてしまうと、電力消費や下水処理が
追い付かなくなり、交通渋滞が起こるなど、
住みやすい街とは言えない状況になるでしょう。