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上手で賢い土地の探し方
憧れのマイホームの実現を決意したけれど、土地がなかなか見つからない。希望のエリアがあるけれど、そこで土地は見つからない。
このように土地探しに苦労するケースがあるでしょう。家を建てるためには当然土地が必要で、その土地の探し方、購入の仕方で思わぬ出費が出てくる場合もあります。
では、どうしたら、夢を叶えるマイホーム向きの土地が見つかるのでしょうか。
ここではその土地と建物、住宅ローンの仕組みも含めて考えていきましょう。
目次
土地だけ探すのは思っている以上に難しい
ネットでまずチェックしてみる
例えばネットなどで、土地を探して不動産会社に連絡をしたとします。でも良い条件の土地はすでに決まっているケースが多く、宣伝している土地全部が残っていることはあまりないかもしれません。
さらにネットで数カ所候補があったときは、まず現地へ行くでしょう。ここで注意したいのは法規制に見合った土地かどうかです。
その法規制によって、建物の広さや高さが決まりますので、夢に描いたマイホームが実現できるのかは、その法規制によって左右されます。
例えば斜線制限やセットバック、北側斜線制限、建ぺい率、容積率、用途地域なども含めて土地を上手に探し、家づくりを進行させないといけません。
このように考えていくと、土地だけ先に決めてしまうのは案外難しいものですね。
マイホームを計画するときは、間取りやインテリア、ガレージなどに目が行くと思いますが、問題はその住まいが建つ土地かどうかなのです。
実は面倒で頭が痛くなる土地探しは間取りプランを考えるより、ハードルが高いかもしれません。
不動産会社に土地探しを依頼する
次に不動産会社に土地探しを依頼したとします。さすがはプロなので、希望に見合った土地を探してくれるでしょう。しかし、そこでは土地代金とは別に「仲介手数料」が発生します。
▼仲介手数料を計算してみると・・
その仲介手数料を計算してみましょう。その計算式は以下になります。
取引物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税
土地の価格が1200万円(税抜)の場合、
1200万円×3%+6万円=42万円
これに消費税10%を足すと46万2000円となります。
このように、不動産会社の仲介で土地を購入した場合は手数料がかかります。
ただし、売主から直接購入した場合、この仲介手数料はかかりません。不動産会社を通すとこのように、別の費用もかかりますので、頭に入れておいてください。
自分で探して、直接売買する
希望するエリアを歩いて自分で土地を探すこともできます。住宅街の中にあるポツンポツンと空いた土地。特に売地の看板も無いときは、目途を付けて法務局で登記簿謄本を取り、所有者を調べましょう。
業者がすでに購入しているケースもありますが、誰もいないときは購入できるかどうか所有者に交渉をしてみる、という方法も・・。
それからその場所はインフラが整備されているのかが問題になります。ガスも上下水道も電気も無い。自らこれらの工事もする場合は費用もかなりかかりますし、こうした暮らしにかかわる部分も気を付けなければいけません。
また用途地域で工業専用地域の場合は住宅が建てられないので、ここも覚えておきましょう。
このように自分で探すのはなかなか難しく、また法規制や用途地域の制限などもあるため、自分で土地を購入するときは慎重にチェックしてから行いましょう。
建築条件付き宅地とは
新興住宅街などで見かける「建築条件付き宅地」とは、この宅地に家を建てたい施工会社がすでに決まっている土地のこと。そして、その施工会社と一定期間内に請負契約を結ばなければいけません。
施工会社によって異なりますが、この一定期間というのは、3か月が一般的です。
つまり、土地の売買契約をしてから3か月以内に間取りや仕様を決めて、施工会社と請負契約をしなければいけないのが、この建築条件付き宅地の条件となります。
場所はいいけど、好きなメーカーは選べない。なんとも悩ましい条件ですが、希望のエリアに良い土地があった場合は、その施工会社での新築を考えても良いでしょう。
土地と建築会社は同時に探しておきましょう
土地と間取図、見積書を揃えてローン申請へ
まず土地を購入しても、土地だけでは住宅ローンは組めません。土地と建物のローン申請を同時に行うには、一般的に建物の間取図と見積書が必要になります。
つまり、土地探しと同時に施工会社を決めておいて、プランを練って間取図と見積書を作成しておくことが重要になります。
土地だけ近所で決めておいても、住宅ローンが使えない!自己資金は無い!こんなときは金利の高い各種ローンを組むことにもなりますので、気を付けてください。
家を建てようとしているハウスメーカーに相談しましょう
上記の条件をぴったり合わせるには、家を建てたいハウスメーカーや工務店を先に決めることです。
そしてそこで土地についても相談をするのがベストでしょう。希望のエリアに土地が無くても柔軟に考えて、まず自分たちの念願の新居が完成できる土地を紹介してもらうことが大事です。
そして自分たちの希望と土地の形状を含めて、プランニングをしてもらうと良いでしょう。
土地が仮に変形していても、上手にプランニングすることによって、日当たりや風通しの良い住まいにすることができます。
工務店などの営業担当者に相談してもいい?
モデルハウスやオープンハウスを見学して気に入った場合、そこの営業担当者に新居の建築と土地の相談をしても話はスムーズになると思います。
そこのモデルハウスが気に入って、そのイメージを生かした住まいにしたい場合は、より話もしやすくなるでしょう。
注文住宅を扱う建築会社では、営業担当者は土地の情報もあるはずです。そこは上手にお願いをして、相談してください。
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土地探しに裏ワザってあるの?
ハウスメーカーや工務店が表に出さない土地を知る
ハウスメーカーや工務店によっては、広告などに出さない土地を確保しているところが多くあります。
そういった土地を知るには相談してみる他ありません。建てたい家のイメージが決まっている場合は、まずそのメーカーに行き、土地についても相談してみましょう。
プロに相談し、考え方を変えてみる
希望のエリアには無くても、考え方を柔軟にすることで、希望の間取りや仕様が実現できることもあります。
例えば都心部を希望していたけれど、都心となると土地代が高く、家に予算を掛けられない。
こうしたときは、まったく発想を変えて高台に景観が美しい住まいを建てて、通勤は車で。希望とは真逆の発想ですが、きっと「こんな暮らしもいいね」と思うかもしれません。
駅から近い土地を探していたけれど、バスが便利な立地で、これなら!!と思える土地が見つかる可能性も。
このようにハウスメーカーや工務店おススメの土地もきっとあるはず。まずはお目当てのメーカーがある方は相談をしてみましょう。
地域によっては多い0円物件
都心ではあまり無いと思いますが、地域によっては建物と土地を無償で譲渡する0円物件というものがあります。
古い家屋付きではありますが、土地付きでタダ。
エリアや場所さえ良ければ、その家屋を壊して、住まいだけ新築することが可能です。この時にかかる費用は古い家屋を壊す費用、登記代などと新築費。
その後持ち家の税金などはありますが、場所さえ良ければ、こうした考え方もできます。
以上、土地についていろいろ説明してきましたが、ベストなのはハウスメーカーや工務店を決めた上で、そこと相談をしながら土地とプランを同時にまとめていくことです。
それによって住宅ローンも借入がしやすく、家づくりもスムーズに進むでしょう。マイホームの新築を決めたときは、同時に土地の相談、打ち合わせを行いましょう。
▼理想の家づくりを行うために・・・こちらの記事も是非ご覧ください
デコスタイルマガジン編集部
インターデコハウスの「自分好みの輸入住宅を建てたい方の為のお役立ち情報メディア」Déco Style Magazine(デコスタイルマガジン)編集部ライターです。
北欧・南欧・北米のライフスタイルやインターデコハウスの暮らし情報、家づくりネタなどを配信しています。
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