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カバードポーチとは?新築時と後付け、どちらがいい?
北米住宅には欠かせないて外観の印象を大きく決定付ける「カバードポーチ」。
ウッドデッキのようでいて、またちょっと違う。日本式の建物では見かけることはなく、輸入住宅、特に北米住宅では重要なポイントになるのがこのカバードポーチです。
オーソドックスさが魅力の「アーリーアメリカンスタイル」や西海岸風のマリンテイストが特徴の「カリフォルニアスタイル」などに多く活用されています。
テーブルとチェアを置いてティータイムを過ごしたり、ゲストを迎えてパーティをしたり、過ごし方はさまざま。子どもたちの楽しい遊び場にもなりますね。そして何といっても、デザイン的にかっこいい!
カバードポーチは、2階建てでも平屋の場合でも外観の雰囲気を魅力的にしてくれます。
ではこのカバードポーチ、どんなメリットとデメリットがあるのか、また費用は?ここで詳しく説明していきましょう。
目次
カバードポーチとは
カバードポーチとは、屋根に覆われたポーチやデッキのことを言います。例えばエントランス周りにポーチが立っていて、そこにはフェンスのあるデッキが広がっている。そんなイメージです。
家に入る前や、外に出る前にワンクッションになる中間の空間。日差しが強いアメリカでは日中室内に入る日光を軽減するためにできたのが始まりで、暑い日差しもカバードポーチを介して室内に取り入ることで光の強さを和らげることもできます。
そしてデザイン的にもオシャレですよね。半屋外空間で贅沢なプランとも言えます。
カバードポーチとウッドデッキの違い
カバードポーチは屋根がある
カバードポーチは屋根があり、フェンスもある室内と屋外の中間の空間。
半屋外のスペースなので、どちらかというとバルコニーに近いものがあります。家の周りにポーチのあるバルコニーがあり、屋根にも覆われている。そう考えると分かりやすいでしょうか。
画像:空間使いが上手なおうち
ウッドデッキは完全な屋外
一方、ウッドデッキは完全に屋外になります。例えば庭や家の前面にテラス窓を設けて、そこから出入りできるような木製のデッキがいわゆるウッドデッキと呼ばれる物です。このウッドデッキはDIYで後付けも割と簡単にできるので、スペースさえあればハンドメイドの物が作れます。
ショップなどでも一式売っているので、パパが頑張れば作れちゃうかもしれません。
このようにカバードポーチとウッドデッキでは、屋外の陽ざしを集めるという意味では同じですが、デザインやその考え方に違いがあります。
カバードポーチは新築時?後付け?タイミングはいつがおススメ?
カバードポーチが絶対欲しいなら新築時に
カバードポーチが絶対欲しい!という時は新築時にプランニングしましょう。
何故なら、費用が変わってくるからです。
カバードポーチの広さによっても費用は変わりますが、カバードポーチは屋根に覆われているため、後付けをする場合は、割と大がかりな工事が必要になります。
後付けの場合は費用が約2倍に・・?
足場を設けて、屋根を付けるために外壁に穴をあけ、防水等の工事も必要になります。広さにもよりますが、新築時は仮に50万前後の費用が、後付けでは約倍の100万円前後となります。
このように予算の面からも、計画時に「カバードポーチが欲しい!」という場合は、新築時に作って置いた方が何かとおトクです。
カバードポーチで後悔・失敗した人の声
憧れのアメリカンハウス、そしてカバードポーチを付けても後悔するケースもあります。そして失敗したなと思う人も。
ここでは失敗・後悔した人の声をご紹介します。
室内が暗い
「カバードポーチは明るいけれど、室内は日差しが入らなくて、暗い・・」
この場合は、敷地と建物の配置、そして日の回りを計算して建てたかどうかが問題になります。そしておそらくカバードポーチの奥行が深すぎるのでしょう。
こうした陽ざしの問題は輸入住宅に慣れていないハウスメーカーや工務店ではありがちかもしれません。
室内環境も含めて考えなければいけないので、実績豊富な専門の輸入住宅メーカーにお任せするのがベストです。
定期メンテナンスにコストがかかる
これはウッドデッキなどの外構と同じで、修繕費用などメンテナンスにコストがかかります。
ですが、ウッドデッキと比較すると、カバードポーチの場合は屋根に覆われている分、雨や雪の影響は少なくて、比較的メンテナンス費用は少なく済むのではないでしょうか。
せっかく作ったのにうまく活用できない
毎日忙しくて、カバードポーチをうまく活用できない。こんな時はまずお花やグリーンのプランターや鉢などを置いて、彩りを豊かにしてみましょう。それだけでも華やかな雰囲気になります。
そして、広さにゆとりがあるときは、テーブルやチェアなども置いてください。置いてみると、座りたくなります。
そしてそこに、コーヒーを持って行きましょう。座って飲んでいると、のんびりとくつろげますね。
これだけでも、上手に活用していると思います。またはお子様がいるときは、お子様の秘密基地にしてみるのはいかがでしょうか?
おもちゃなどの収納カゴを持ち運びできるようにして、晴れた日はカバードポーチで遊ぶと楽しい空間になります。
敷地に余裕が無く、目の前が道路で居心地が悪い
これは敷地と道路付けの問題ですが、家の前に道路があると、確かに居心地が悪いと思います。
そんなときは人がいる場所にするのではなく、先に紹介したようにお花やグリーン、そして好きなアイテムをディスプレイする場所にすると、ステキなお家を見てもらえます。
このように、敷地が狭い場合は無理にカバードポーチを作ることはやめて、すっきりスマートでオシャレな家を計画すると良いかもしれませんね。
後付けしてみると、予想以上に費用がかかった
カバードポーチの後付けは外構のみならず、建物も一緒にリフォームするようなものなのでそれなりに費用がかかります。
後付けは可能ですが、お金もかかる。ここもちゃんと考えておきましょう。広さなどで費用はまちまちですが、後付けでは約100万円程度の予算を考えておくのが良いでしょう。
デメリットまとめ
デメリット、失敗点をまとめると、まず敷地と建物の関係が大きいですね。狭いところにカバードポーチのあるオシャレな家を建てても、上手に活用することが難しくなります。
陽ざしの問題は専門の慣れている輸入住宅メーカーに任せることで解決できます。
一見、かっこよくてステキなカバードポーチですが、作り方で様々な問題が出てきますので、最初の計画の段階でじっくりと検討しておきましょう。
カバードポーチと玄関、おすすめのプラン
カバードポーチは1階に広くプランニングできるので、陽当たり等を含めて考えると玄関を端に寄せて、リビングなどには大きな窓を設けるのもひとつの方法です。
また、玄関を中心につくるときは、オシャレなエントランス風にしてもかっこいいファサードになります。
画像:北欧〈Luonto〉
いずれにしても、陽当たりをポイントにして、玄関の位置を決めましょう。そして土地も同時に購入する場合、南面にゆとりのある敷地で、建物は北側に寄せてカバードポーチをつくるのが良いかもしれません。
カバードポーチのある平屋、注意したい点
平屋でももちろんカバードポーチをつくることができます。
ゆったりとした敷地に、カバードポーチのある平屋。とてもステキですよね。
ここで注意したいのは、やはり室内の陽当たりです。平屋は二階がない分特に日当たり問題が重要です。
プランニングの段階でこの問題も解決しながら、ステキなお家を建てましょう。
カバードポーチの柱の材質は外壁と合わせて
外観の一部になりますので、外壁材と合わせた建材を使用しましょう。
半屋外スペースなので、カラーも合わせて、耐久性の高いものにすると良いでしょう。
カバードポーチは延床面積に含まれる?
カバードポーチは屋根があるため延床面積に含まれます。
ということは固定資産税の面でも負担になりますので、そこも気を付けておきましょう。
建ぺい率についても注意しておくこと
居住スペースのほかにカバードポーチをつくる場合は、土地の広さを十分に確保しなければいけません。建物の建築には、「建ぺい率」という敷地に対する建築物の面積の割合も加味する必要があります。
カバードポーチの屋根部分が建ぺい率の割合を超えてしまう場合は、居住スペースを狭くするなど改めて設計しなければいけないので、注意が必要です。
カバードポーチのあるサーファーズハウス「レイズ」
フロリダのシーサイドコテージを想わせるマリンテイスト。
玄関前のカバードポーチがオシャレですね。屋根もお揃いで、外構も綺麗でお似合いです。
こちらの事例は下記ページで詳しくご覧いただけます。
カバードポーチのあるアメリカンハウス「コロニアル」
カジュアルさとかっこよさを併せ持つ、イングリッシュコロニアルスタイル。
カバードポーチのある家の事例をご紹介します。
広いカバードポーチですね。アメリカ国旗がアクセントにもなっています。
カバードポーチが建物2面に広がっています。外観がとてもステキなデザインに。
ラップサイディングにカバードポーチ。とってもステキなアメリカンハウスです。
こちらの事例は下記ページで詳しくご覧いただけます。
まとめ
こちらでご紹介させていただいた事例は、輸入住宅ブランドの「インターデコハウス」の事例です。
インターデコハウスならオシャレなアメリカンハウスが実現できます。もちろんかわいいカバードポーチも、かっこいいカバードポーチもプランニングできますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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デコスタイルマガジン編集部
インターデコハウスの「自分好みの輸入住宅を建てたい方の為のお役立ち情報メディア」Déco Style Magazine(デコスタイルマガジン)編集部ライターです。
北欧・南欧・北米のライフスタイルやインターデコハウスの暮らし情報、家づくりネタなどを配信しています。
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