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北欧の暮らしとインテリア 2020/07/17

デコスタイルマガジン編集部

北欧デザインの住宅が今、人気な7つの理由

今北欧風の住宅が人気です。

大屋根のシンプルでステキな外観デザインに、木の温もりたっぷりの室内。日本でも北欧風のデザインを取り入れた住まいが増えてきました。

でも、北欧って一体どこなの?という方も多いのではないでしょうか。

場所は北ヨーロッパになり、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、エストニア、ラトビア、エストニア、ブリテン諸島、アイスランドの9か国のことを称します。

北欧の四季は冬(11月~3月)が長く、春(4月・5月)、夏(6月~8月)、秋(9月・10月)は短く、春と秋とはいっても寒い時期が多くあります。

心地よく過ごせるのは夏で、日本でいえば初夏のように涼しく快適な気候。ですが夜は夏でも寒くなるときがあり、カーディガンやセーターを着て過ごすケースもあるといいます。

こんな北欧では冬はマイナス30℃になることも珍しくなく、極寒の地方です。

寒さをしのぐためにも家で過ごすことが多くなり、そのために、家族が暮らしやすく、楽しめるような家を基本としています。ここでは、そんな北欧の住まいを紹介しながら、なぜ今日本で人気があるのか考えてみましょう。

1.ステキな個性を演出できる外壁の色

寒さに強く、断熱性の高い北欧住宅。そのデザインは「色」で遊び心を表現することが多くなります。基本のスタイルは白いサイディングに大屋根というシンプルなデザインで、このサイディングの色を緑やベージュにすることで個性が出てきます。

魅力的な赤の外壁も人気があり、今や北欧では多く見られるものとなっています。

画像:北欧スタイルの家“Luonto” インテリア、輸入住宅へのこだわり

また、サイディングではなく、外壁にはレンガを使うこともあります。レンガ積みの外観はハイグレードなイメージとなり、これもまたおしゃれな印象になります。

他にはしっくいの壁などもあり、北欧は自然が豊かで森や湖も多くありますので、そういった自然に溶け込むような色味、風合いが好まれます。この大胆な色使いの外壁を使うことが魅力のひとつにもなっているといえます。

2.家中にある大きな窓

北欧は日照時間が短いため、家の窓は大きくそして数多くプランされています。できるだけ自然光が入るように、1階も2階も窓が非常に多く設けられています。

家の中にいながら、太陽の光を取り入れられるように、そして家や屋根の形状に合わせて窓もデザインされています。

こうすると自然と一体感を持て、家にいながらロケーションも楽しめる住まいとなりますね。天気の良い日は思いきり陽ざしを取り入れ、明るく暖かい。

そして四季折々の景色を眺めながら日々過ごすことができます。家族で過ごす年月をゆっくりと感じることができ、コミュニケーションが取りやすくなる、そんな些細なことでも幸福な日々になりそうです。

3.おおらかな落雪屋根

雪の多い北欧では、雪の重みを回避するために落雪屋根が主に採用されています。

雪が屋根に積もることがなく、地面に落ちるように勾配のある屋根や大屋根が主流。これは日本の雪が多い地域でも同じような発想になるのではないでしょうか。

敷地面積も広く、自然に恵まれている北欧ならではの屋根のデザインといえます。

 

屋根材は地域によってさまざまですが、最近ではメンテナンスしやすいガルバリウム鋼板の屋根瓦などもあり、より堅牢な北欧住宅の建築がしやすくなっています。

4.カラフルさを楽しめる玄関ドア

赤や青などビビッドな色のものから、重厚感たっぷりの木製ドアまでタイプはさまざまです。

玄関ドアは家のデザインに合わせてあり、壁が白なら真っ赤なドアにするなどアクセントとしてもおしゃれな印象になります。

また年月がたったときは玄関を塗り替えるなどリフォームやDIYが得意な方が多いので、いつまでも楽しい住まいの顔となるでしょう。その玄関の周りにお花をたくさん置いたり、グリーンを置いたり、エクステリアにも気を配ることにゆとりも感じます。

5.長い冬も心地よく暮らせる室内

冬が長いことから、家の断熱性は高く、室内は暖かく過ごしやすくなっています。

厳しい自然環境といえますので、家の中で楽しく暮らせるような工夫をするのが当たり前。北欧産の素敵なインテリアや雑貨はこうした生活から生まれたものです。

画像:北欧スタイルの家“Luonto” インテリア、輸入住宅へのこだわり

室内の特徴は自然素材がカギとなり、木やレンガを主に使います。

温かな木の味わいにあふれ、ゆったりとした穏やかな空気の中で暮らすことができる空間となっています。

さらに経年変化による増していく深み

北欧の人々はひとつの家で長く暮らすことを好み、家を大切にしながら過ごしています。

メンテナンスを繰り返し、長く住み続けることがひとつの文化でもありますので、親世代から子世代に引き継いでいくことも珍しくありません。リフォームをしながら、手を加えながら大切に暮らしていくのが北欧の人々なのです。ここが日本とは大きく異なる部分かもしれません。

家をいつまでも大切にすること。長く住むこと。きっと一番大事なことかもしれませんね。

6.ナチュラルで魅力的なキッチン

北欧デザインのキッチンは、木目や白といったナチュラルなイメージでデザインされています。

木目のキッチンならワークトップは白のタイルなど、家のイメージを大きく左右する場所なので、よりキュートにデザインされています。

ここではカラーの選び方も大事で、シンプルなベースカラーにアクセントカラー、またはさし色など「シンプルだけどおしゃれ」なのが北欧デザインのキッチンです。

さらにダイニングテーブルや小物、雑貨などもこだわると、より魅力的なスペースとなるでしょう。

北欧産のファブリックを上手に使って、キッチン周りを作りこんでも、自分好みの空間づくりが可能です。

そこでお料理をしたりお菓子を作ったり。想像するだけで楽しくなります。

7.おしゃれな食器で楽しむ料理やお茶

さらに北欧の人々は食器にもこだわりがあります。

色とりどり、またはステキな柄の、またはシンプルな食器を上手に組み合わせてお料理を並べていきます。

そして美味しいお菓子やコーヒーを大切な人たちと一緒に愉しむティータイム「フィーカ(fika)」もあり、毎日の生活の楽しみ方がとても上手です。食器、雑貨、小物使いも巧みです。

ゆったりとした空気を感じることができ、笑い声が思わず聞こえてきそうなほほえましいシーンが想像できるでしょう。

日本でも大人気、北欧インテリア

北欧デザインのファブリックなどのモチーフとなっているのは、植物や動物など自然に関するものです。

例えばカーテンなどは、植物柄が多く揃っていますよね。柔らかく優しい印象のデザインが多く、思わず手に取りたくなるようなデザインが揃っています。

さらに優しい色が使われているのも特徴で、これはアースカラーと言われ、北欧デザインのひとつの特徴となっています。

自然を愛し、自然と暮らす北欧の人々が生み出したものといえるでしょう。

住宅のデザインだけでなく、テーブル、ソファ、ラグなどのインテリアも予算の範囲で集めて室内を彩ってみることが北欧風住宅を建てる楽しみの一つになりそうですね。

 

今回記事の中でご紹介させていただいた画像は、インターデコハウスの北欧スタイルの住宅画像でした。

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Writer

デコスタイルマガジン編集部

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Déco Style Magazine(デコスタイルマガジン)編集部ライターです。北欧・南欧・北米のライフスタイルやインターデコハウスの暮らし情報、家づくりネタなどを配信しています。

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