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家づくり 2021/03/21

デコスタイルマガジン編集部

夫婦2人で住む小さな平屋のすすめ

共働きで子供を意識的に作らないDINKs(ディンクス)や子どもが巣立った後の夫婦だけの暮らし。こんな2人暮らしの場合はそんなに大きな住まいは必要無いですよね。

無駄な空間が無く、コンパクトで機能的に暮らせる住まいがあれば、きっとこちらの方が居心地は良いでしょう。

そんなご夫婦には、平屋をおススメします。平屋のメリットとしては、1階だけなのに、2層のプランが可能なこと。そして天井高を生かして、開放感のある住まいづくりができることです。

一見小さなイメージの外観でも室内は、ゆとりたっぷり。そんな「小さな平屋」を目指しましょう。

夫婦2人の暮らしが求める要素は?

1.コンパクトに機能的に暮らしたい

2人でのんびりと暮らすときは、より機能的に動ける間取りがいいでしょう。

共働き、旦那様だけ働く、お二人ともシルバー世代でゆったり暮らす。どんな2人でも、家族が多い住まいとは考え方が変わり、できれば水回りスペースを含めて、動きやすい住まいがポイントになるでしょう。

2.夫婦それぞれに個室が欲し

夫婦2人だと、LDKに寝室があれば1LDKでも可能ですが、リモートワークも増えている時代、共働きの場合だとそれぞれの仕事部屋が欲しいですね。

夫婦1人だけ仕事をしている場合でも同じく仕事部屋を作っておくのがベスト。さらにリタイアしたシルバー世代のご夫婦でも、それぞれの趣味や楽しみがあると思います。

こう考えていくとLDK+寝室+個室2部屋の3LDKが理想といえるでしょう。ですが、もっと小さくてもいい、というときは2LDK+フリースペースでの間取りも含めて考えてみましょう。

3.ペットも自由に動けるようにしたい

夫婦2人になって、ペットも一緒のときはこのペットの居場所を考えてあげたいです。

長年暮らしていると家族も同然です。小型犬や猫などが自由に動ける住まいだと、より豊かな気持ちになれます。

4.子どもの帰省は考えない、夫婦の充実を考える

仮に子どもたちが帰ってきても、長居をすることもないでしょう。あまり来ない家族に気を遣うより、自分たちの充実した暮らしを考えてください。

今だからやりたいこともきっとあるはず。そのための家づくりを考えましょう。

小さな平屋の平均的な価格帯

2LDKの価格相場:約1100万円~1300万円

2LDKの平屋の場合、LDK+個室2部屋となりますので、寝室以外の個室は夫婦で使える多目的ルームや書斎などにしましょう。

面積は約25坪程度で、ゆったりとしたLDKにホールを挟んで個室を設けることができます。

3LDKの価格相場:約1300万円~1500万円

3LDKの平屋の場合、LDK+個室3部屋になります。面積は約30坪程度。

こちらの場合は夫婦それぞれに個室ができるようにします。場合によってはお客さまが来た時の客室代わりにもできるよう、自由に使える個室として活用すると良いでしょう。

 

どちらも予算を一応出していますが、「より求めやすい価格で」、となると面積が小さい2LDKのタイプでしょう。

あまり広い平屋にすると、延床面積が2階建てと変わらなくなり、それだけ費用もかかります。

小さな平屋にこだわるときは、2LDKで25坪程度の住まいが価格もお手頃になると思います。

平屋向きの敷地も確保しておくこと

間取りを考える前に、平屋向きの敷地を最初に確保しておきましょう。

ただ広ければいいわけでもなく、例えば三角屋根にしたいときなど屋根形状も含めて、平屋に適した土地かどうかを検討しておくこと。

そこで土地探しと家づくりのメーカーが同じ場合は、話が早くなり、土地も見合ったところを探してくれるはずです。

目的は平屋を建てること。そこに合った土地がほしいと条件が明確であれば、メーカーの方でも絞りやすいのでお願いしてみましょう。

夫婦2人で住む平屋。おススメしたい間取り

上手に回遊式の動線を導入する

夫婦2人で住む間取りのおススメは、やはり価格も手ごろな2LDKで個室が2部屋になります。夫婦別々の部屋にしても良いし、一部屋は自由に活用できる空間にしてもよいし、上手に暮らしていけば快適です。

そして動線は玄関ホールから左へ行けば個室、右へ行けばLDKで、パウダーコーナーを中心にして回遊できる動線にすると家の中をぐるりと回れ、さらにプライバシーも保てる間取りになります。

寝室にワイドなウォークインクローゼット。

寝室に大型のウォークインクローゼットを設けると、収納がとても便利になります。

寝室からすぐ行けるトイレ

家族が沢山の場合は音など気になるかもしれませんが、夫婦二人の生活であれば、これから先長く生活することを考えると寝室からすぐの場所にトイレを設置することをおすすめします。

これで老後も安心です。

水回りスペースを一カ所にまとめる

キッチンからユーティリティ、バスルームなどを一カ所にまとめておくと、家事作業がラクになります。

これは一般的な2階建ての住まいでもそうですが、水回りスペースは使用頻度が高く、特に家事をうまくこなすためにも、行きやすく動きやすいのが一番です。

間取りを決めるとき、例えば夫婦で料理をするのが趣味というご夫婦のときは、キッチン周りの収納などを充実させても良いでしょう。

玄関からすぐパウダーコーナーへ

時代の流れを考えて、帰宅後すぐうがいや手洗いができるように、玄関ホール→パウダーコーナーへ行ける動線の間取りも良いでしょう。

この玄関ホールからもう一方はLDKに行ける回遊式の動線にしておくと機能的かつ衛生面にも配慮して毎日を過ごせます。玄関ホールに小さな手洗いカウンターを付けても良いかもしれません。

収納スペースが足りない!こんなときは中2階やロフトも考える

収納スペースにもなるロフト

小さな平屋を建てようと間取りを考えたとき、どうしても収納スペースが足りなくて困るかもしれません。こんなときは、タテの空間を上手に使ってみましょう。

平屋といえば、天井が高く開放的で、屋根の形も三角屋根や片流れ屋根などにすることが多いでしょう。そこでその天井の高さを活用してロフトを作ってみましょう。

このロフトは高さが1.4m以下で面積が延床面積の2分の1までなら、床面積に含まれません。この床面積に含まれないことで税金面でも不安はありません

1.4mですと、大人は立てませんが、モノを収納するには十分ですね。収納スペースが足りないときはロフトについても考えてみましょう。

▼平屋×ロフトについてのオススメ記事

 

中2階にカウンターを付けるとフリースペースに

中2階も高さや面積の制限は同じですが、あると便利な空間でしょう。カウンターを付けてイスを置けば、パソコンなどを使って仕事もできます。この中2階を作るときはコンセントを忘れないようにしてください。

▼平屋×中二階についてのオススメ記事

 

「高さが1.4m以下で面積が2分の1以下の床面積であればロフトも中2階も延床面積の対象にならない」

これを覚えておいてください。いざ、間取り作りに困ったときは、きっと頼りになると思います。平屋ならではのロフトは収納以外にも使い道がありそうなので、ぜひ検討してみましょう。

▼平屋についての関連記事・おすすめ記事はこちら

 

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Writer

デコスタイルマガジン編集部

インターデコハウスの「自分好みの輸入住宅を建てたい方の為のお役立ち情報メディア」Déco Style Magazine(デコスタイルマガジン)編集部ライターです。
北欧・南欧・北米のライフスタイルやインターデコハウスの暮らし情報、家づくりネタなどを配信しています。

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